更新日:2024年10月24日 | Shoji
シロアリが心配なあなたへ。家の中のどこを見ればいいのか、無料で点検してくれる業者はあるのか、そして業者に頼むメリットは何かをやさしく説明します。
シロアリ点検は家を守る大切な一歩です。この記事を読めば、シロアリ点検についての疑問がすっきり解決しますよ。
点検の時は、懐中電灯やマイナスドライバー、汚れてもいい服や靴、帽子や手袋、マスクを準備するといいですよ。これで、安全にしっかりと点検できます。そして、デジタルカメラで写真をたくさん撮っておくと、後で専門家に相談する時に役立ちます。
大事なのは、シロアリに家が壊される前に、ちゃんと点検をして、必要ならば早めに対策をすることです。家を守るために、シロアリ点検を怠らないようにしましょう。
シロアリ点検の基本知識
シロアリは気づかないうちに家を壊してしまう小さな敵です。この記事では、シロアリ点検の大切さを楽しく学びましょう。家を守る第一歩は、知ることから始まります。
点検が必要な家と不要な家
シロアリ点検は、家が新しくて予防もしていれば、すぐには必要ないかもしれません。築5年以内か、築10年未満で予防をしている家は、シロアリの心配が少ないんです。でも、築10年を過ぎたら、点検をしておくと安心ですよ。
状況 | シロアリ点検の必要性 |
---|---|
築5年未満の家 | 必要なし |
定期予防済みの築10年未満の家 | 必要なし |
築10年を超えた家 | 点検推奨 |
ポイント:築10年未満で予防をしている家は、シロアリの心配は少ないですが、築10年を超えたら点検をしましょう。15年を超えるとシロアリの被害が非常に多くなります。
年1回の点検の重要性
シロアリ予防の薬が5年間効くからといって、点検をおろそかにしてはいけません。実は、家が築15年を超えると、予防してもシロアリの被害が出やすくなります。だから、毎年1回の点検がすごく大事なんです。シロアリは特に4月から6月にかけて元気になるので、点検は3月までに済ませるのがベストですよ。
予防工事の保証がある業者なら点検もしてくれますが、ない場合は無料点検をしてくれる業者に頼むのがおすすめです。
ポイント:築10年を超えたら、予防薬の効果に関わらず、毎年のシロアリ点検が家を守る鍵です。特に3月までに点検を済ませましょう。
点検の費用は基本無料
シロアリ点検は、たくさんの業者が無料で提供しているサービスです。これは、シロアリがいるかどうかを確認するだけの作業で、特別な道具や薬剤を使うわけではないからです。
大手の業者から地域に根ざした小規模な業者、さらにはホームセンターや農協が紹介する業者まで、無料で点検してくれるところはたくさんあります。ただし、シロアリが見つかった場合の治療や予防工事には別途費用が発生しますので、その点は注意が必要です。
業者の種類 | 例 | 特徴 |
---|---|---|
大手 | ダスキン | 全国に展開、安心感があり信頼できる |
仲介 | シロアリ110番 | 専門業者をスピーディーに派遣、24時間365日受付可能 |
中小 | Arrows東海 | 地元密着型で柔軟な対応、家のリフォームや修繕も扱う |
量販店 | DCMカーマ | ホームセンター内で提携業者を紹介、手軽に相談可能 |
農協 | JAあいち中央 | 地域ごとの農協が提携業者を紹介、地元の信頼性が高い |
ポイント:シロアリ点検は基本無料ですが、点検後の治療や予防工事には費用がかかることもあるので、点検の際には将来的な費用についても確認しておきましょう。ただし、シロアリの被害がある場合はすぐに対処しないといけない場合が多いので、そのまま依頼するつもりで問い合わせをするのが良いです。
シロアリ点検の場所と方法
シロアリ点検で家を守るためには、どこをどう調べればいいのか知っておくことが大切です。この部分では、シロアリが好む場所とその調べ方を紹介します。家の隅々までしっかりチェックして、シロアリを見つけ出しましょう。
自分で行うのか、業者にやってもらうのか?の検討材料になればと思います。
床下:シロアリの主要な活動エリア
床下はシロアリが好きな場所です。そこで、点検をするときは特に「木材が食べられていないか」「水漏れはないか」「蟻道があるか」を見てみましょう。これらをチェックすることで、家がシロアリにとって住みやすい場所になっていないか確認できます。
- 水漏れの有無
- 蟻道の有無
- 木材の食害状況
ポイント:床下を点検して、シロアリのサインを見つけられるようにしましょう。
屋根裏:シロアリの快適な隠れ家
屋根裏もシロアリが好む場所です。点検するときは、天井のすみずみまでよく見て、シロアリの糞や羽アリの羽が落ちていないかを確認しましょう。これらが見つかれば、シロアリがいるかもしれません。
- 羽アリの羽の有無
- 天井の隅々の確認
ポイント:屋根裏をしっかり点検して、シロアリの兆候を見逃さないようにしましょう。羽アリの羽が落ちているからもういないとは思わない方が良いです。羽で飛び立つのは一部のアリだけであり、残っている可能性は非常に高いです。
水回りの木材:浸食が早い場所
水回りの木材はシロアリにとっておいしい場所です。トイレやお風呂、キッチンなど、水をよく使う場所の木材をチェックしましょう。壁や床に変わったところがないか、水漏れはしていないかも見てみてください。
- キッチン
- トイレ
- 風呂場
- 水漏れの確認
ポイント:水回りをしっかり点検して、シロアリの住みやすい環境をなくしましょう。湿気を多く含む木材はシロアリに餌になります。
タイルの隙間:シロアリの通り道
タイルの隙間はシロアリの隠れた入り口になることがあります。家が古くなってタイルに隙間や欠けがあると、そこからシロアリが入ってくるかもしれません。だから、タイルの隙間をチェックして、シロアリを見つけたら早めに対策をしましょう。
- タイルの隙間の確認
- タイルの欠けのチェック
ポイント:タイルの隙間や欠けを定期的にチェックして、シロアリの侵入を防ぎましょう。髪の毛一本の隙間でも通ってしまうのがシロアリです。
床下換気口:適切な換気が重要
床下の換気はシロアリを防ぐためにとても大切です。床下換気口をふさがないように気をつけて、湿気がたまらないようにしましょう。エアコンなどを換気口の前に置かないようにするといいですよ。
- 換気口の前に物を置かない
- 床下換気口をふさがない
ポイント:床下の湿気を防ぐために、換気口をしっかり開けておきましょう。乾かない場所はシロアリが巣を作るのにちょうど良い環境になります。
屋外の木材:屋内だけでない点検エリア
シロアリは屋外の木材から家に入ってくることもあります。だから、家の近くに木のものを置かないようにしましょう。特にダンボールや植木などは要注意です。これらの周りをよく見て、シロアリがいないかチェックしてください。
- 植木のチェック
- ダンボールの確認
ポイント:家の近くに木材を置かないようにして、シロアリの侵入を防ぎましょう。特に防蟻処理を行っていない木材はシロアリの餌になり、そこを起点に家の中に侵入することも考えられます。
点検に必要な道具
シロアリ点検をする時には、正しい道具があればもっと簡単に、そして効果的にできます。
照明ツール:懐中電灯やヘッドライト
床下を点検するときは、懐中電灯やヘッドライトが必要です。これらの光で周りを明るくし、シロアリを見つけやすくしましょう。ヘッドライトを使えば、両手が自由になり、より細かい作業がしやすくなります。また、電池式のライトを使う場合は、新しい電池で準備をしておくと安心です。
- ヘッドライトで両手を自由に
- 新しい電池で準備
ポイント:床下点検には、懐中電灯やヘッドライトを使って、しっかりと照らしながら行いましょう。両手が使えるようにするのが大切です。
木材を調べる道具
シロアリ点検には、マイナスドライバーのように木をつついて確認できる道具が役立ちます。木材が外見上正常でも、内部がシロアリによって食べられているかもしれません。また、蟻道を見つけたら、その中にシロアリがいるか、ドライバーで軽く削って確認しましょう。
- 蟻道の確認
- 木材の内部チェック
ポイント:シロアリ点検には、木をつついて内部をチェックできる道具を用意しましょう。ボロボロになっていると危険な場所もありますので、注意しながら調べる必要があります。
作業適応の服装と保護具
床下点検の時は、汚れてもいい服と靴を着ていくことが大切です。つなぎタイプの作業服がおすすめで、全身をしっかり覆うことができます。また、足元が濡れるかもしれないから、防水性のあるブーツがいいですよ。
- 作業服の着用
- 防水性のあるブーツ
- 防塵マスクの着用
- 頭を守る帽子
- 汚れてもいい手袋
ポイント:床下点検には、動きやすくて全身を守れる服装と靴を選びましょう。シロアリ自体に強力な毒があるわけではないので、怪我をしないような服装が望ましいです。
記録ツール:デジタルカメラ
床下点検の時は、デジタルカメラで写真をたくさん撮って記録しておくといいです。カメラは防水や防塵機能があるとさらに便利です。撮った写真は、後で専門家に相談する時や、他のトラブルがあった時にも役立ちます。
- 防水・防塵カメラの使用
- 写真での記録残し
ポイント:床下の状況を写真に残して、必要な時に役立てましょう。撮影した写真は、火災保険の申請に使用する場合もあるのでしっかりと撮影しておきましょう。
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点検方法の選択:自分で行うか業者に依頼か
シロアリ点検を自分で行うべきか、専門の業者に依頼するべきかは、一つの大きな決断です。この部分では、それぞれの選択肢のメリットとデメリットを考えてみましょう。適切な選択をすることで、家をシロアリから守ることができます。
自分で点検するメリットとデメリット
自分でシロアリ点検を行うことにはメリットとデメリットがあります。メリットとしては、費用を節約できること、自分の都合の良い時間に点検できること、そして直接被害状況を確認できることが挙げられます。これにより、自分の家の状態についてより深く理解することができます。
一方で、デメリットも存在します。専門的な知識がないため、点検が不十分になる可能性があります。また、床下などの狭く不慣れな場所での作業は、ケガをするリスクが伴います。さらに、点検の結果、シロアリの被害が見つかった場合、専門業者に依頼する必要があり、その際には追加で費用が発生します。
メリット
- 費用の節約
- スケジュールの自由度
- 直接確認できる納得感
デメリット
- 専門知識の不足
- ケガのリスク
- 最終的にはプロの必要性
ポイント:自分でシロアリ点検を行うことは費用を節約でき、自分の家をより理解する機会になりますが、専門的な知識の不足やケガのリスクなど、考慮すべきデメリットもあります。
業者に依頼するメリットとデメリット
業者にシロアリ点検を依頼する場合、多くの業者が無料で点検を提供しているため、初期費用の心配がありません。プロの業者による点検は、その専門知識と経験に基づいた正確な評価を受けられるので、自分では見落とすかもしれない細かな被害も発見できます。また、点検作業中の安全も確保され、万が一点検の結果シロアリの被害が見つかった場合も、すぐに防除の手配をすることが可能です。
しかし、業者によっては点検までに時間がかかる場合があり、繁忙期などは予約が取りづらいことも。さらに、業者が点検を行うことで、自分自身で直接被害状況を確認する機会が少なくなり、作業の透明性に疑問を感じることもあるかもしれません。
メリット
- 無料で提供される点検サービス
- 専門知識を持ったプロによる正確な点検
デメリット
- 点検予約の待ち時間
- 被害状況の直接確認が難しい
ポイント:業者によるシロアリ点検は専門的で信頼性が高いものの、予約の取りづらさや被害状況の直接確認ができないというデメリットも考慮する必要があります。被害が見つかった場合はそのまま契約という流れになる場合がありますので、施工をしたもらいたい業者へ調査を依頼されるのが良いです。
まとめ:シロアリ点検ではどこを見る?無料で点検調査は可能?
シロアリは私たちの大切な家を少しずつ壊してしまう厄介な存在です。だからこそ、シロアリの点検はとても大切なんです。点検をするときは、まず床下や屋根裏、水回りの木材、タイルの隙間、そして床下換気口をしっかりと確認することが重要です。これらの場所はシロアリが好んで住みつく場所なので、特に注意して見てください。
シロアリ点検は、自分で行うこともできますし、専門の業者に頼むこともできます。自分で点検するメリットは、費用がかからず、自分のペースで行えることです。しかし、専門的な知識がないと見落としてしまうことがあるので、気をつけてください。一方、業者に頼む場合は、多くの業者が無料で点検をしてくれるので、プロの目でしっかりと確認してもらえます。ただし、点検までに時間がかかることや、自分で被害状況を確認できないことがデメリットとしてあります。
点検をするときには、懐中電灯やヘッドライト、マイナスドライバー、汚れてもいい服や靴、帽子、手袋、マスクを用意しましょう。これらを準備することで、安全にしっかりと点検を行うことができます。また、点検の際にはデジタルカメラを持っていくと、後で専門家に相談する際に役立ちますよ。
大切なのは、シロアリによって家が壊される前に、しっかりと点検を行い、必要ならば早めに対策をすることです。私たちの家を守るためにも、シロアリ点検を怠らないようにしましょう。